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なにが違うの?ナイロン、フロロ、PE、エステルなどの釣り糸の種類の特徴は?

2017.05.24(Wed)

「釣りをはじめるならナイロンラインから」「船釣りするならPEラインでしょ」「フロロカーボンラインは強いけどトラブルが多い」などなど、釣りをしていると色々な釣り糸の素材に関しての話がありますが、本来なにがどう違うの?っということをここでまとめてみたいと思います。

最近は技術が進んできていて、実際はこうなんだってこともあるかもしれませんよ。

1.ナイロンラインの特徴


まず、ほとんどの方が釣りを始める時にリールに巻いたであろう「ナイロンライン」です。釣り糸としては一番ポピュラーで、種類や号数、使っている釣法などかなり多い釣り糸です。

「ポリアミド」を素材として作られ、非常にしなやかで柔軟性が高く、リールに巻いても収まりがよく馴染みやすい性質を持っています。適度な伸縮性が魅力で、引っ張られると伸びるので、魚とのやり取りのショックを吸収したり、オモリからの負荷を多少なりとも軽減しやすい面もあります。

作成が安価で出来るため、価格も他のラインよりも安くなっています。

実際は案外強くて乾いた状態であれば、後記するフロロカーボンラインよりも引っ張り強度も結節強度(縛った時の強度)も強かったりします。

素材として精度や添加物などで強度を変化させることも出来、また、釣り糸自体の内面と外面の素材を綺麗にグラデーションさせて作ることも出来ます。外は柔らかめで中の芯部分は硬めの素材とかを融合させて作れるのはナイロンの利点です(フロロカーボンだと素材の関係上難しくなります)。

透明でありながら、釣り糸に色が付けられるのもナイロンの特徴と言えるでしょう。

ここまで書くといいことだらけに見えますが、欠点もあります。

まずは、外的要因に対しての弱さです。吸水性があるため、水を吸うことで劣化します。塩分にも弱く、紫外線にも弱くなります。もし、すぐ使わずに買った場合に関しては、冷暗で乾いた場所においておくことをオススメします。

また、伸びがあるため、直接のアタリが取りにくいことがあります。明確に違いが出るのは船釣りで、何m~何十m下のアタリは、水圧や海流でナイロンラインは伸縮してしまい、竿先への明確なアタリが減衰してしまいます。ルアーなどでの使用は小さいアタリに関しては、ラインの動きを目視で判断して取る場合が増えます。

使用は劣化が心配なので、適度に交換して巻き直すことをオススメします。

 

2.フロロカーボンラインの特徴


次に「フロロカーボンライン」です。一般的には「硬い釣り糸」のイメージが強いと思います。

ポリフッ化ビニリデン」を素材として作られ、耐摩耗性が高いのが特徴で、耐久性があり、また伸縮率がナイロンに比べて低いため、感度はナイロンラインよりも高くなります。ただし、糸質が固く、ハリが強いため、リールに巻くとバックラッシュが起きやすくなります。太いラインだと起きやすいイメージがありますが、2lbや3lbなどの細いラインでもバックラッシュはおきます。

価格はナイロンラインより若干高めになります。

素材として若干の問題があるのは、素材自体に添加物を入れると強度が落ちるため、基本的にフロロカーボンラインは無色透明の商品がほとんどです。一部のフロロラインはマーカーなどで色が入っているものもありますが、外に塗ってあるものがほとんどだそうです。

糸の比重が、水に対して1.78と重くなります。これを利点として使えば、釣り糸を沈ませることで、ルアーを横方向に動かしやすくなったり、ワームなどを底でズル引きしやすくなったりします。風や波の影響も他の釣り糸に比べると受けにくくなります。また、船でのふかせ釣りなど、フロロカーボンライン自体の重さを使って、オモリを付けず流すことでナチュラルに魚のいる棚にエサを持って活かせる釣法もあります。

使用に関しては、中級~上級者向きといえる釣り糸です。スレに強いので、障害物が多い場所での釣りや、ナイロンよりも感度が必要だなぁっと思う方にオススメです。バックラッシュなどのトラブルは、腕でなんとかカバーするぐらいのイメージだと使いやすいと思います。

 

3.PEラインの特徴


「PEライン」は10年以上前に比べて、かなりポピュラーになった釣り糸の素材で、今でも高齢の方から「新素材」と呼ばれ、他の釣り糸との釣り感の違いで愛されています。

基本的な素材は、プラスチックのバケツなどと同じ素材の「ポリエチレン」で、非常に細いポリエチレンの糸を、3本~12本で編んで釣り糸にしています。

さて、どうしてポリエチレンの場合は、単線の釣り糸は無いのでしょうか?これは単純に素材が硬いからです。普通に釣り糸の太さにすると釣り糸として役に立たないほどの硬さがあるので、非常に細くして縄のように編むことで、強度に優れた釣り糸に整形されています。

伸びが非常に少ないため、フロロカーボンライン以上に感度に優れ、引っ張り強度に関しても他のラインよりも大幅に優れています。

紫外線に強く、吸水性も少なく、塩分にも強く、巻きグセになりずらいという点で耐久性に優れるといって良いでしょう。

強いということは、同じ号数でも細くできるため、空気抵抗が少ない分、飛距離を出すことが出来ます。また、水圧・水流に対しても、強度を落とさず細くすることが出来るため、船釣りでもダイレクトな感覚で仕掛けを流したり、アタリを取ることができます。

水に比べて軽いので、浮きやすく、この性質を使って、エギングなどのシャクる釣りでは重宝されています。

デメリットとして、しなやかさの反面、コシが無いため、ガイドやロッドのブランクに絡みやすく、また、バックラッシュすると糸がキンクして、縛り目が出来たりしてトラブルとなり切れやすくもなります。

一本一本の原糸が細いため、金属やコンクリートなどでスレると切れやすく、原糸に傷が入るとと強度が一気に落ち、もろくなります。編んであるため、まったく透明なラインは理論上作ることが出来ず(昔スリガラス程度の透明度があるラインはありましたが)魚から丸見えのため、リーダーを結ぶ必要があります。また、細く軽いため、軽量のルアーやオモリだと、風や波で流されやすくなります。

そして、何と言っても値段は他の釣り糸に比べ高くなります。作成上技術的に難しい部分もあり、また工程も増えるため、必然的に高くなります。また、他の釣り糸は太い号数は値段が高くなる傾向にありますが、PEラインは細いラインを作ることが難しいため、細い号数と太い号数の価格が高くなる傾向にあります。

なんにしろ、ルアーやエギでの使用時にはリーダーは必ず必要になります。魚に近い部分は、出来うる限り透明な糸を使い、釣り糸の存在を消したいですし、スレに対しての強度対策と、伸びが無いため、魚が食ってきたときのショック吸収と適度な伸びのためにも、リーダーは必要となります。

4.エステルラインの特徴


エステルと聞くとどんな素材かと思いますが、「ポリエステル」といえば分かりやすく、服の布地でもおなじみの素材です。

感度的に伸びがすくないため、高感度で、PEとフロロカーボンラインの間ぐらいので、ややPEよりの感度をもっています。また、フロロカーボンほどは重くはないものの、比重は水より重いため(比重:1.4)、水に沈む釣り糸となります。

単一の素材のため、PEラインに比べて扱いやすく、吸水性による劣化も非常少ない素材です。

デメリットとしては、長所も短所で、伸びが少ないため、強いひっぱりの衝撃に対しては切れやすくなります。使用時にはリーダーをつけることでトラブルを防ぐことが出来ます。また、素材自体のハリが強いため、リールのスプールになじみにくく、巻きグセがつきやすいため、バックラッシュなどのトラブルになることもややあります。

価格もフロロカーボンラインよりも、若干高い感じになっています。

紫外線による劣化はナイロンよりは強いが、過信は禁物です。

ちなみに、エステルラインは、ここ最近のロックフィッシュやアジングで使われているイメージが強いのですが、実は釣り糸での使用としては古く、ゴーセンのハリスの「ホンテロン」もこのエステルラインだったりします。

丁度タイムリーにこれを書いてる時に、ゴーセンさんの営業の方に聞く機会があったのですが、当時の技術では道糸として使うのには色々と問題はあったみたいです。確かに感度も良く、強さも申し分ないのですが、当時ぐらいの使用している釣り糸の太さで考えると、道糸/メインラインは、そのハリの強さが災いして、使用に耐えることが出来なかったんでしょうねぇ。今ではスピニングリールの進化でのバックラッシュの低下と、ライン自体を細くすることで独特のハリの強さが実質落ち着いているので、普及してきてると言えると思われます。

5.ショックリーダーの役割は?


PEラインやエステルラインを、ルアーで使用する場合はルアーとの間に「ショックリーダー」というのもを結びます。

これはなんのために結ぶかと言えば、「色々な必要な役割があるから」と言えます。

まず、その名の通り「魚がかかった時のショック(衝撃)を吸収するため」です。魚がルアーを食って一気に反転して走ったときや、アタリを感じてかけた時のアワセの力など、一気にラインへのテンションがMAX状態になると、強度に問題はないはずのラインでも切れたり、結び目が切れたりする場合があります。それを防ぐために伸びるナイロンやフロロ素材のリーダーで作られています。

次に「スレなどの摩擦に対応するため」です。魚に近い部分はどうしても根・藻・テトラなどの障害物や、魚の歯・エラブタ・ヒレ・ウロコなどに擦れることは多くなります。特にPEラインはこの「スレ」に弱いため、その摩擦で切れてしまうことを防ぐためにあります。

「魚から見えにくくする」という機能もあります。PEラインはもちろん丸見えですし、エステルラインも屈折率の関係上、水中では見えやすいラインと言われています。できれば、魚から見えづらくしたいため(まぁ、どんな釣糸でも魚から見えてるor感じられてるよという方も見えますが)にリーダーを取り付けます。

釣る魚種、釣る場所、使用するメインのラインの太さなど、選び方はいろいろありますが、基本はメインのラインと同等または強いラインを選びます(強さはlb数などで商品に記載されています)

使い方にもよりますが、上手に使えば、バラシが少なくなったり、魚をかけやすくなったり、ルアーが操作しやすくなったり、ルアーのロストが減ったりといいことの方が多いので、色々使い分けてみるといいですよ。

6.ハリスは何故値段が高い?


店舗でもたまにお客様から聞かれることで「道糸とハリスと何が違うの?」「こっちは100m巻き。こっちは50m巻き。なんで値段が違うの?」と聞かれることがあります。確かに同じメーカーの同じ素材の釣り糸で、道糸とハリスで何故値段が違うのかと思うのも仕方ないと思います。

身も蓋もない話ですれば、値段の違いは「品質」です。

ハリスは魚に近いため、魚にわかりづらいように光の屈折率を考えて作られたり、また魚の歯や鱗、エラ、ヒレや根や藻などの障害物に擦れる可能性も高くなるため、強度も必要になってきます。それらの機能を併せ持つ品質が必要になるため、価格が高くなってくるのです。

もちろん、道糸をハリス代わりに使用することも可能です。ですが、道糸は道糸の役目としての、遠投性や水への馴染みやすさ(フカセやすさ)で作られているため、あまりオススメは出来なかったりします。

っと考えると、「ルアー釣りでもハリスは必要?」っと考えるわけですが、前記のショックリーダーのような部分になりますし、巻く釣りやルアーを操作する釣りであれば、「ラインの存在感 < ルアーの存在感」で意識をあまりする必要がなかったり、また、ワームの釣りなどでピンポイントで狙う方は、こだわってエサ釣りのハリスのようにショックリーダーを使い分けて釣りを方も見えます。

7.番外編:金属糸(メタルライン/複合メタル)


ちょっと番外編となりますが、釣糸の中で鮎釣りに使っている「金属糸(メタルライン/複合メタル)」という釣り糸があります。

これは金属を非常に細くした釣糸で、伸びはほとんどなく、感度はPE以上のすぐれものです。単一で作られている「金属糸」やPEラインのように他の素材を編んである「複合メタル」というものがあります。また、金属の糸なので、非常に比重が重くなっています。

鮎の友釣りではオトリの状態を感知するのが重要なので、かつPEラインのような軽いラインだと川風や川の流れなどで問題がある場合はあるので、金属糸が重宝されています。

では、この金属糸は何故他の釣りで使われてないのかと言えば、その金属という特性は関わってきているからです。

まず結べません。友釣りでも専用の編み込み台などを使ったり、「ジョインター」と呼ばれる仕掛けを付けるための糸をつけて仕掛けを作らなければいけないため、釣り場そのもので結ぶことが出来ないのです。また、折れた状態やキンクすれば一気に強度が落ちるため、扱いも難しくなります。

糸自体のハリが非常に強く、リールに巻こうもんなら、非常に広がりやすくなります。さらに値段も高額で12m巻きで2,000円~3,000円するものもあるので、かなり高額な釣糸となります。

ちなみにその昔、弊社スタッフが自腹を切って、24mの金属糸をリールに巻き、シーバス・・・っというかセイゴを釣りに行ったことがあったのですが、次の日、目を輝かせながら「めっちゃ感度いいですよ!セイゴがルアーの後ろについてるだけでビンビン来ますよ!!!けど、1匹釣ったら糸がダメになりました!」っと言っていました。もちろん、メタルラインはその1釣行で終了。相当余裕のある方にのみオススメします。

 

8.最後に


狙う魚種や重宝によって最適な釣糸を使えば、アタリが増えたり、バラシが減ったりします。もちろん、使っている釣り竿・リールなどのタックルバランスでも、素材や太さのバランスが変わってきますが、自分にあった釣糸を見つけるというもの面白いと思います。

お客様でメーカーのフラッグシップ、最高級のリールを使っている方で、釣糸は500m巻きを安価なものを使っている方が見えました。何故このラインなのか聞いたことがあるのですが、適度な伸びと糸のカラーが自分がやってる釣り方にあっていると言われました。もちろん、やり取りに関してはこのリールじゃなきゃ出来ん!っとも言われていましたので、自分好みのバランスは非常に大事なんだと思います。

また、現状その釣法専用の釣糸も多く販売されていますが、そこだけでなく違う釣法の糸でも、実は自分の釣り方にあってるなんてこともあるかもしれません。

釣糸にこだわりを持つ。釣糸を試して自分好みを探すというのも、釣りの楽しさの一つだと思いますよ。

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