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今さら聞けない!?釣り針(釣鈎)の各部の名称と特徴まとめ

2017.03.17(Fri)

釣り針の各部の名称と特徴まとめ

一言に釣り針(釣鈎)と言っても、非常に種類が多く、「なにがどう違うのか?」なんて思うことがあるんじゃないでしょうか。実際、自分でも体験したことがない釣りのハリを見たときは「なんでこんな形?」っと疑問をもつハリもありましたし、「いつものハリじゃダメなの?」とも思いました。それこそ同じクロダイ(チヌ)狙いなのに、前打ち・落し込みとイカダ釣りでハリを変える理由も、やり始めのことは分かりませんでした。

釣りの歴史は古いからこそ、釣り針も理由があって形が違います。そんな釣り針の違いを紹介していきます。

1.釣り針の基本的な部分の名前


 

釣り針は場所場所に名称があります。

魚がかかる釣り針の先っぽは、文字通り「針先」です。ここは魚をかけるために非常に鋭くなっていますが、根掛かったり口の固い魚を何回もかけたりして負荷がかかってくると鋭さが落ちて(所謂「鈍る/なまる」)魚の掛かりが悪くなります。

針先の下部分にある「カエシ」は、かかった魚が外れないようにする機能と付けエサが外れづらくなく機能を持っています。

釣り針の内側の部分を「フトコロ(懐)」と言います。広さは狙う魚の口の形状に合わせて使い分けます。キスやウナギのような口の中が細い魚にはフトコロの狭いハリを使ったほうが釣りやすくなりますし、セイゴやマダカのような口の大きい魚にはフトコロが広いハリのほうが食わせた時に、口の中のかかりやすくなります。

「軸(胴)」は太い細いで見ます。太ければそれだけ強度が強い釣り針になりますが、その分重くエサの馴染みが悪いハリになります。逆に細い針ならエサ馴染みがよく自然に釣れるイメージの釣り針になりますが、強度が弱く折れやすくなってしまいます。

「チモト」は釣り針をハリスに結ぶ部分です。基本的に結びやすくはずれないように広がっていて「耳/ミミ」と呼ばれる形状になっています。

「胴曲げ」「先曲げ」は、ハリの曲がっている部分を指します。

 

2.「カエシ」の形の違い


 

通常、ほとんどの釣りバリには「カエシ」が付いています。それこそ9割以上はついています。

カエシが付いていない釣り針を「スレバリ」と言い、通常よりも小さいけどちょっとだけカエシが付いている釣り針を「半スレ」と言います。

どうしてカエシがあるかと言えば、一度刺さった魚が暴れても外れづらくするためなのですが、ハリが刺さる際にはそのカエシが出てる分、抵抗が大きくなり、小さい魚や引く力が弱い魚は針掛かりがしにくいことがあります。白ハエやワカサギなどが主な魚でしょうか。そんな魚を針掛かりさせるためにカエシが無い/カエシが小さいハリがあります。

カエシがなかったら掛かった魚は外れるのでは?っと思うかもしれませんが、実際はかかったあとにハリにしっかりテンションがかかってさえいれば、外れることはほとんどありません。もちろん緩めると引っかかりがないため、外れる時があります。

 

3.「軸」の形の違い


 

軸の太い細いは置いておいて、軸部分に「ケン」とよばれる返し部分がついている針があります。これを「ケン付き/剣付き」といいます。

ケン付きのハリは、キスやカレイなどの投げ釣りのハリや、セイゴなどのぶっこみ釣りで使うハリに多くなっています。この「ケン」はなんのためにあるかというと、投げた時にエサが外れにくくするためにあります。ケンは針先から逆の方向に向いているため、虫エサなどを指した場合、針先の方に抜けづらくなります。そのため、フルスイングで投げても、エサがスッポ抜けたりすることが少なくなります。

「じゃあ、全部ケン付きで」っという風にはいかないデメリットとして、エサを痛めやすく活きの良さが長続きしないことです。そりゃそうですよね。エサの内部で必要以上にトゲがささった状態になるわけですから。ですので、手返し良く狙えるときにはオススメのハリの形状になります。

4.「ハリ先」の形の違い


ハリ先もほとんどのハリはシュッとまっすぐになっていますが、一部のハリは曲がったものがあります。もちろん、不良ではなく機能として曲がっています。

「ヒネリ」と呼ばれるハリ先が横向きに少しひねってあるハリ先の釣り針があります。特にチヌ針にこの形状が多く、商品によっては「ストレート」と「ヒネリ」を分けて販売しているモノもあります。どうしてわざわざ捻ってあるかというと、クロダイ(チヌ)のような口の中も外も硬い魚がエサを咥えると、ハリが刺さる前にハリが潰されて横を向いてしまい、アタリをとったとしても口の中でハリが滑り、外に出てしまうことがあるからです。ヒネリを作ることによりハリが横滑りしても、口元の閂部分でひっかかりやすく針掛かりがしやすくなります。あまりに食い気がよく、ガツガツ呑むほどに喰ってくるときや、エサによってはヒネリバリだと落ちる時にクルクル回ってしまい不自然さが出るときはストレートのハリ先をオススメします。

ハリ先だけが内側に曲がった「ネムリ」と呼ばれるハリ先もあります。この形状の針は、ムツ針など釣り針をわざわざ飲ませて釣る釣り方で使用されます。ハリ先が内側に曲がっているため、引っかかりが少なく、飲ませさえ出来ればどこかに針掛かりする寸法です。中深海の釣りなどの向こう合わせで釣る釣りなどによく使われます。

5.「チモト」の形の違い


チモトですが、「管付き」という輪っかのように丸めてある針があります。チヌ針やセイゴバリでもありますし、青物などの大型の魚を釣る針にもあります。

「管付き」の利点は、なんと言っても結びやすいこと。そのままユニノットなどで結んでもいいですし、管に通してから外掛け結びなどで結ぶと針が外れづらくなります。また、そのまま結んだ場合は、チモトに結び目がないため、活き餌を深く刺しても弱りづらいという部分があります。

デメリットとしては、そのまま結ぶと管部分でどうしてもふらつくため、やや針掛かりが悪くなります。内掛けにしろ外掛けにしろどちらの結び方もハリスがぐらつかないので、ハリ掛かり重視なら内掛け結び・外掛け結びを習得したほうがいいでしょう。ちなみにですが、しっかりと結んだ場合、内掛け・外掛けとユニノットでは、さほど結び目の強度は変わらないことも実験されているので、強度に関しては心配はありません。

6.よくある呼び名の違い


 

ハリの形状でよくいう呼び名で「袖型」や「狐型」というのがあります。他にも「矢島型」などありますが、とりあえず今回は先の2つに関して説明します。

「袖型」はチモトとハリ先が平行に近い方向を向いており、「コ」の字を上に向けたような感じの形状になっています。この形だとハリ先がまっすぐ向いているため、ハリ掛かりがしやすいのが特徴です。ただし、この形状だと力学的に外向きの力に弱く折れやすいのが難点。そのため、白ハエやわかさぎ、大きくても渓流とかで使うのが主になります。

「狐型」は全体的に丸みを帯びており、ハリ先がチモトを向いているのが特徴です。実はこの形状はハリ先に何かが触れた状態で、ひっぱるとテコの原理で一番刺さりやすい形状になります。鮎のイカリ針やフグ・カワハギのカットウ仕掛けのハリも3本~4本で組まれていますが、1本だけの単体にすると、この手の形状とほとんどおなじになります。確かにハリ先が触れていればかかるのですが、ハリ先がやや内向きなのと、細めの針の形状のため、口の大きい魚だとかかりにくい欠点もあります。

7.ちょっと特殊な形の釣り針たち


対象の魚によって、やや変わった釣り針の形状になる場合もあります。

一番顕著なのは、カワハギやショウサイフグを釣る時に使う「ハゲ針」でしょう。ハゲ針はハリ先が広めに広がっていつつ、ハリ先の先っぽだけ内側にクッと曲がっています。このハリを見ると「どうやって魚がかかるの?」っと思うかもしれませんが、正直魚の口を貫通することはほぼありません(正直貫通させた記憶はないです)そもそもがカワハギやフグなど、クチバシと言われるぐらいの口(というか歯)があるので、通常の釣り針でもカエシまで貫通させることはほとんど無く、さらにエサをホバリングしながら喋んでいく食べ方なので、なんとかハリ先だけを口に入れ、口の中をひっかけて釣るという方法で考え出された形状だったりします。針掛かりしたあとはテンションさえ抜かなければ、あまり外れません(まぁ他のハリよりは外れやすいのは確かです)

キス釣りで使う針もやや特殊で、非常に長細い形状になっています。「流線」などと呼ばれる形状です。キスやカレイ、ウナギなどで使われることが多く、ゴカイやミミズなどの虫エサをまっすぐ刺しやすく、口の中に入りやすいのが特徴です。

 

8.最後に


ここまで書いて、だからと言ってその魚種にはその魚種専用のハリを必ず使ったほうがいいですよ・・・なんて言えなかったりもします。未だ釣り方の進化があり、その進化に伴い釣り針が変わることもあるんです。

例えば、クロダイの落し込みの釣りで、イガイで釣れる時に、通常のチヌ針では大きいため、ハリの存在で警戒してしまい食わせることが出来なかったため、非常にサイズの小さい、渓流や管理釣り場で使うフライのフックをイガイの中に隠して釣る釣法が産まれました。

そこから出来た釣り針が

この「マイクロイガイ」です。これならイガイの中に隠れますし、強度もフライフックよりは強めになります。

こんな感じで、先人の知恵を借りつつ、ある程度は挑戦してみて、「こんなハリならもっと釣れるんじゃないかな?」って試してみるのも楽しいと思いますよ。

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